読書を通じたビジョンの見つけ方

 毎日Blog8日目。

 

僕は、18歳頃から夢を探していました。

高校までは、ずっと野球をやっておりプロ野球選手になることが幼い頃からの僕の夢でした。その夢をあきらめ高校卒業後、製造会社に就職するものの仕事に楽しさややりがいを見出すことができず、淡々と過ぎ行く時間に不安を覚え、これからずっとこの生活が続くことを想像した時に、自分はもっと仕事を楽しみながらしたいし毎日やりがいや自分の成長を感じられる仕事に就きたいと思いました。

 

その製造会社を8か月で退職し、自分のしたい仕事探しを始めました。

 

しかし、どんな仕事が自分に向いていて、どんな仕事だったらやりがいをもって勤めることができるのか全く想像ができませんでした。

また、自分の知っている仕事の範囲が狭く、全体像を把握しようとすらしていませんでした。

そんな、状態での職探しだったので、毎日求人雑誌を眺め、面白そうだなとか自分でもできそうかなとか、あとは待遇が良いなという程度の判断基準で職を決めていました。

 

フリーター、学生(4か月で退学)の期間も含め約4年半程、色々な仕事、職場を経験した結果、行きついたのがスターバックスコーヒーでした。

スターバックスコーヒーでは12年間お世話になり、自分のビジョンにつながるヒントを得ることができました。

 

スターバックスでの経験は僕にとってとても大きな財産となりました。

なぜなら、悩み考える機会がそれまでの仕事よりも圧倒的に多かったからです。

人間関係での悩み、自分の役割や立ち位置の在り方、業務の効率化や成果を出すためのプラン策定、チームビルディングの仕組みつくりなど、常に何かを考えている状態が続く中でどうしても自分一人でその答えを導き出せない時が多々あり、その頃から読書を通じてその時の悩みや仕事のヒントを得るようになっていました。

 

その時はまだ、漠然と読書をしておりあまり目的意識をもった読書スタイルではありませんでした。

いってしまえば気休め程度の読書だったように思います。

目的意識をもって読書するようになったのはここ2~3年です。

 

それを始めてから自分のビジョンや自分もこうなりたいという理想が少しずつ明確になってきました。

その方法とは、”著者になり切る”です。

本には、著者の経験や思考、そして感情が込められており、どんな思いでこの本を書き上げたのかやこの本を通じて何を伝えたいのか?この著者のビジョンは何か?など自分の想像力をフルに働かせ著者の事を理解し、この著者の方は普段どんな言葉を使い、どんな振る舞いをし、どんな習慣を持っているのかを考え、自分の日常に取入れるようにしました。

自分の行動が変わる事で、得られる経験が変わってきます。得られる経験が変わる事で考え方や感じ方にも変化が現れます。その自分の考え方や感じ方をさらに掘り下げて考えます。

自分はなぜそう考えるのか?なぜそう感じたのか?を深堀し考え抜いた先に自分のしたい事そして自分の成し遂げたいことが眠っています。

自分のやりたいことを本気で見つけたいのなら、今までの自分とは違う経験をする覚悟を持つことと、今までの自分と決別し変化し続ける覚悟を持つことが大切です。

 

その上で、読書を通じて著者になり切るトレーニングを積み重ねることで自分の使命に気付き、自分のビジョンを実現するために日々邁進することができるようになると思います。

他人にもビジョンの見つる方法は多々あると思いますが、僕の答えの一つが自分以外の人物になり切り、その経験を通じて、自分のビジョンを見つけるというものです。

 

この世に生まれてきたすべての人に役割があり、使命を全うすることが人生を歩む人間の責任だと思ってます。なので自分の人生のビジョンに生きることは、全人類共通の使命だと思います。

ひとりでも多くの人が自分のビジョンに気付き、そのビジョンに向かって突き進める社会が理想の状態だと思います。

読書を通じて得られるものは、まだまだ計り知れないなと実感しております。