仲間を作る方法

 

仲間には、色々な種類があると思います。

 

「趣味を共にする仲間」

「仕事で同じプロジェクトを推進する仲間」

「サークルの仲間」

「アルバイトの仲間」

 

仲間とは、一緒に物事をする間柄や地位、職業などの同じ人々のこと。

 

そしてひとつ言える事は、

どんな形の仲間にも必ず「共通認識」があるという事です。

 

趣味だと、釣りや車、鉄道やアニメなど、ジャンルという共通認識があり、

 

仕事でいうと、会社のビジョンだったり目的や目標、規則が共通認識となり

仲間を形成します。

 

サークルも同じで、どんな活動をしているかが共通認識になります。

 

仲間を作るには、まず共通認識を持つ事が必要となります。

 

お酒が好きな人は、お酒好きと仲間になりやすいです。

プロ野球阪神タイガースが好きな人は、阪神ファンと仲間になれます。

 

そして、もっと世界を広げてみると、

遠い異国の地スウェーデンの道端で、

もし日本人にばったり出会うと、見ず知らずの人でも

お互いに日本人という共通認識だけであいさつし会話が生れ、

仲良くなれたりします。

 

自国の日本で同じようなケースで

日本人同士が仲良くなることはありません。

 

なぜかというと、

異国の地スウェーデンだと大半の人がスウェーデン人であり、

日本人自体が圧倒的に少ないからです。

 

そのため、同じ日本人という認識の希少性が高く、

お互いが共感性を感じやすくなるからだと思います。

 

ということは、

人と仲良くなり、お互いに仲間だと認識するような関係になるには

お互いの希少性の高い共通認識を見つける事が重要という事です。

 

その共通認識の中でも、僕が重要だと思うものは、

ネガティブ要素の共通認識を持つ事です。

 

なぜかというと、

少ない認識ほど共感性を生みやすいからです。

 

例えば、ハンバーグを好きな人は沢山いますが、

ハンバーグを嫌いな人には、あまり遭遇しません。

 

もし、ハンバーグが嫌いで同じハンバーグ嫌いという人と出会ったなら

その人はハンバーグ嫌いの自分にとって

とても希少性の高い人なので、一瞬で親近感を持てます。

人によっては、それだけでこの人は自分と同じ性質を持っているとまで思うでしょう。

 

なので、自分の中のネガティブ要素で、かつ希少性の高そうなものを

共通認識として持つ事ができれば、相手との距離は一気に縮まります。

 

もう一つは、

人は好きなモノ、好きな事、好きな人は変わりやすいが、

嫌いなモノ、苦手な事、嫌いな人はあまり変わる事はないと思います。

 

僕自身、牡蠣が食べれませんが、今後食べられるようになる確率は極めて低いです。

なので牡蠣嫌いという、自分の認識は変わる事がありません。

 

しかし、好きな食べ物でいうと沢山ありすぎて、ひとつに絞れませんし、

年齢とともに変化していきます。

 

高校まで野球が好きで、ずっとしていましたが、今はしていません。

 

なので好きなモノやコトは、時間や年齢、環境と共に変化します。

という事は、好きなモノやコトは、変化しやすく共通認識としては固定化しにくいと言えます。

 

しかし、苦手なモノやコト、人は本人が努力しない限り変える事は難しいと思います。

お化けが怖い人はずっと怖いですし、ゴキブリで驚く人は、毎回驚きます(僕です)。

 

ネガティブ要素の自己認識は普遍的なものであり、

生涯変わる事はあまりないように思います。

 

なので、お互いに共通認識を確認する作業をする時、

好きなモノやコトの共通項だけを確認するのではなく、

嫌いなモノ、苦手な事、あるいは苦労した体験や失敗談など。

 

ネガティブ要素を開示し合い、その中で共通認識を持てると

お互いの仲間意識は強固なものになると思います。

 

今の時代、本音を出さない日本人が多いように思います。

それは、自分への自信の無さなのか、

それとも、自分の人生を諦めてしまっているのか。

 

自分の本音で生きる人生ほど素晴らしいものはない

と僕は思います。

 

その為には、

自分の本音、本心を思いっきり言える仲間を

沢山作る事が大切ではないのかと思います。

 

そんな自分の本音を受け止め承認してくれる、仲間をひとりでも多く作ることが

人生を豊かにする方法のひとつだと僕は思います。